100点を目指す ~勉強全体編~
さて、本気で100点を目指すために、前回は最低でも4つのことを考える。という話をしました。
ではもう少し具体的に見ていきましょう。
① 「うっかりミス」「計算ミス」すら許されない。
→ もはや「性格」の話じゃねぇか。と、そんな声が聞こえてきそうです。確かに「性格的」なものもあらわれますよね。 ちなみに、ここでは「式をちゃんと書く」みたいな話はしません。今回は100点を目指す人なので、基本的なことは出来ているとします。
さてどうすればいいか、答えは「日頃から」です。「テスト前だけ気を付けて、計算間違いがなくなるなら、誰だってできるでしょう。では日頃からどのように気を付ければいいのか。
→「目を動かす時間を倍に」・・・計算間違いには「書き間違い」「単純計算(四則計算)間違い」「符号の間違い」が多く見られます。 最初に書いた式、2行目の式、3行目の式と進んでいくとき、上の行の式をもっと注目すべきです。
例えば、先生が黒板で授業中に計算をするとき「間違えれない!」というプレッシャーが発生します。その時、3行目の式を書きながら、2行目の式を一生懸命みています。そして「計算は間違っていないないよな」「符号・・・あってるね」など、すごく確認しながら計算をします。
これが普段から「気を付けて計算する」ということです。ただ「間違えないようにしよう!」では何にもならんですよ。
→ 他にもトレーニングの方法はあります。中学生の人なら、小学校1,2年生の計算で間違うことなんてないでしょ? なんで?
もっと難しい問題をやっているからです。
同様に、普段から難しい問題に取り組んでいれば、テストの計算問題で「間違うわけがない」というスタンスで取り組めます。
この「気持ちの余裕」を持ちつつ、「気を付ける」習慣を持っていれば、計算に問題はないでしょう。
② 時間が足りない
→ スピードを上げる練習は、目新しいものはありません。 練習で意識するしかないですからね。 でもこれって、けっこう繰り返し練習しないと簡単には早くなりませんよ。
計算問題なら10~15分間「ただスピードのみ」を意識した計算練習をしてみましょう。
「え?間違っててもいいか?」 どうせ君たちは、スピードを重視したって「適当に」はやらないでしょ? だからスピードだけでいいんです。
③ 知識量は中学平均の2倍以上!
→ これは社会や理科に言えることですね。 だってどんな風に聞かれるかわからないんだもの。特に社会や理科で「思考力」を試そうと、渋い問題を持ってくる先生を何度も見ました。この2教科で本気で100点を目指すなら、かなり余裕をもって知識量を増やすべきです。高校生レベルの勉強するのが、手っ取り早いかもね。
→ それは無理だ。と言うなら、少し100点の可能性は減るけど、やっぱり「なんで?」と考えるべきだね。 間違えた問題、間違えてなくても少しでも悩んだ問題の解説をしっかり見て、自分で説明できるようなレベルまで持っていく必要がある。
例えばそうだな。簡単なところで「長篠の戦で鉄砲を使って織田信長は武田軍を破った」そんな話があるでしょ? 「あいつ何で鉄砲持ってるの?」
鉄砲ってキリスト教と同時期に伝来してくるでしょ?その前にヨーロッパ大陸で何があったの?
「大航海時代」を迎え、海外にいく態勢が整っていた。そして、宗教改革でプロテスタントが幅を利かせてきて、ローマカトリックはポルトガルやスペインの方へ追いやられる。で、海外に不況だ!って言って、外に出て、たまたま日本にくる。
そういった繋がりがあるから、信長君は鉄砲持ってるわけでしょ。社会も「点」だけの暗記では、100点は取れない。社会や理科を「暗記」と言っている間は難しいかもね。「暗記」というより
「知る」って感じかな。
④ 対応力を高め続ける
→ これは英語・数学・国語・理科、特に数学・理科に言えること。 テスト範囲の単元だったら、どんな問題出してもいいんでしょう?
例えば「理科」。中学3年生の物理「運動とエネルギー」の範囲までがテスト範囲になったとしよう。 中1~中3の今まで。みたいなテスト範囲を平気で出してくる先生もいるからね。
そんな風になったら、もう大変。だって運動の単元でよく見かける、坂道をボールが転がってくる問題あるじゃない。例えばあの台車に磁石くっつけて、台車がコイルの中走ってくる。そんな問題作ってもいいんだよ?
数学も理科も、テストの出し方ってめちゃくちゃあるから、とにかく余裕のある人は「初見の問題をなくす」こと。初めて見て、初めて解く様な問題は、難しいし、時間もかかる。「あぁ。あの手の問題か」から始められれば、余裕も生まれる。
対応力は「経験値」でもある。これは社会人になっても同じこと。
「修羅場をくぐり抜けた数が違うんじゃい」
そう言うこと。
さて、次回は100点を取ることのまとめ編です。